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楽器を始める

最初のコードから、音楽らしく聴こえる瞬間まで。

このルーティンについて

ギターを初めて手にした人が、うまく聴こえることはない。これは落胆すべき事実ではなく、役に立つ事実だ。今いる場所と目指す場所のギャップは、才能の問題ではないということ。繰り返しの問題であり、繰り返しはスケジュールに組み込める。

問題は、練習初期のセッションに明確な形がないことだ。座って、弾けるコードを弾いて、弾けないコードを試して、嫌になって、また最初のコードに戻って、ギターを置く。20分が過ぎたが、何かが起きたのかどうかわからない。

ルーティンはセッションに形を与える。座ったときに何をするかわかっている。何に取り組んでいるかわかっている。いつ終わりかわかっている。ギターはちゃんと使われてスタンドに戻り、次回また戻ってくる場所がある。

最初のコードは何日もかかる。次のコードはもう少し早い。いつかチェンジが考えなくてもできるようになる——そしてその先で、不思議なことが起きる。練習しているのではなく、音楽を弾いていると感じる瞬間がくる。そこがすべての目的地だ。ルーティンは、諦める前にそこへたどり着くための道にすぎない。

ギター練習 — はじめの一歩

  1. チューニングをする 毎回、必ず最初に。チューニングが合っていないギターは、学習を難しくし、耳も育てない。クリップ式チューナーかアプリを使う。
  2. 左手(押弦する手)を温める ゆっくりとしたストレッチを2分。冷えた指でスチール弦を押さえると、痛みとやる気低下の両方を招く。
  3. 前回の練習を振り返る 前回取り組んだことを通して弾いてみる。披露するためではなく、今どこにいるかを確認するために。
  4. 今日取り組む一つのことを決めて練習する コード一つ、チェンジ一つ、短いフレーズ一つ。三つではなく一つ。先に進みたい気持ちが最大の敵。
  5. 難しい部分をゆっくり練習する うまくいかない箇所を切り出す。必要以上にゆっくり弾く。スピードは正確さから生まれる。逆ではない。
  6. 苦手なコードチェンジを練習する 必ずある。GからC、FからBm、何でもいい。ゆっくり10回。避けていても上達しない。
  7. すでに弾けることを弾く 一曲でなくていい。一つのコードでもいい。成長は本物で、弾くことは楽しいはずだと思い出すために。
  8. 30秒録音する すぐ聴き直さなくていい。でも録音は、弾きながら完全に聞き逃していることを拾ってくれる。
  9. 次回のセッションで取り組むことをメモする 一つだけ。ギターを置く前にルーティンのメモ欄に書いておく。次の自分が助かる。
  10. ギターを見える場所に置く ケースにしまわない。押し入れに入れない。手に取るまでの手順が増えるほど、手に取る回数は減る。

自分流にアレンジ

手応えがなく感じるセッションが、一番仕事をしていることが多い。苦手なチェンジを20回練習してもまだぎこちなければ、それは失敗ではない——セッションが機能している証拠。前回より確実に良くなっている。ただ、まだ自分では聴き取れないだけ。

30分の集中した練習は、2時間の何となく弾くよりずっと価値がある。時間が取れないときは、セッションを丸ごとスキップしない——最初の5ステップだけやる。続けることの方が、完璧にやることより大切。

コードが自然に出てくるようになると、このルーティンは上から短くなっていく。ステップ2と3は筋肉記憶に吸収される。そうなったら、今難しいことに置き換える。ルーティンには常に、少し気が重くなるステップが一つあるべき。

次のステップとして:特定の曲のための練習セッションは、このルーティンから自然につながる。人前で弾く機会ができたなら、本番前のルーティンも作る価値がある。